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シナリオ攻略 第11話 『オン・ユア・マークス』 勝利条件 敵の全滅。 敗北条件 味方の全滅。⇒プトレマイオスの撃墜。（味方増援出現後） SRポイント獲得条件 4ターン味方フェイズ以内にマップをクリアする。 フローチャート 初期 初期味方 VF-25FメサイアF（アルト） VF-25SメサイアF（オズマ） VF-25GメサイアF（ミシェル） RVF-25メサイアF（ルカ） VB-6ケーニッヒモンスターS（カナリア） クァドラン・レア（クラン） 初期敵 バジュラ（大型）×3(4) バジュラ（小型）×6(8) 敵を2機以上撃墜 or 2PP 味方増援 プトレマイオス（スメラギ） 出撃選択×7 敵増援 バジュラ（小型）×8(10) 残りの敵が8機以下 or 敵増援出現から2PP 第3軍増援 インベーダー（宇）×2(3) インベーダー（空）×8(9) 敵の全滅ステージクリア。 敵データ 初期 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 PP 配置数N H 獲得ボーナス 備考 バジュラ（大型） バジュラ 13 H 62505500 7(3) 3600 6 3 4 - HP回復(小)、EN回復(小)底力L3 バジュラ（小型） バジュラ 12 H 45503800 5(2) 2800 4 6 8 - HP回復(小)、EN回復(小)底力L3 敵増援 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 PP 配置数N H 獲得ボーナス 備考 バジュラ（小型） バジュラ 12 H 45503800 5(2) 2800 4 8 10 - HP回復(小)、EN回復(小)底力L3 第3軍増援 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 PP 配置数N H 獲得ボーナス 備考 インベーダー（宇） インベーダー 13 H 75506500 6(2) 2500 4 2 3 - HP回復(小)、EN回復(小)底力L2 インベーダー（空） インベーダー 12 H 58504800 4(4) 2300 4 8 9 - HP回復(小)、EN回復(小)底力L2 イベント詳細 味方増援は、MAP西側中央付近に出現。 敵増援は、MAP南側の中央～西寄りに出現。 第3軍増援は、MAP東側から南側へ広範囲に出現。 アルトが敵を撃墜した戦闘後に会話イベント。 味方増援出現後、VF-25GメサイアB（ミシェル）がスナイパーライフル(精密射撃)で攻撃した戦闘後に会話イベント。 味方増援出現後、ガンダムデュナメス（ロックオン）がGNスナイパーライフルで攻撃した戦闘後に会話イベント。 攻略アドバイス バジュラ（大型）は、3EPから移動開始。 SRポイントを獲得するには4ターン目にはほぼ全滅状態にさせる必要がある為、集中は常にかけておく意識でいい。 バジュラとインベーダーはお互いが潰しあってくれるのでSRポイント取得はさほど難しくはない。 ただし、バジュラやインベーダーに資金・PPを横取りされないようにする場合は若干面倒。できるだけ倒すにはクイックセーブ＆クイックコンティニューをこまめに。コンティニューで敵フェイズでのターゲットが変わり、潰し合いを防げる場合がある。 最初はマクロスF勢で固まりつつ進撃し、リレーション補正（特にミシェル・クランの恋愛補正）やオズマの指揮官補正を利用しながら東側の敵を減らし、南側の敵増援は味方増援に任せつつ進軍すると良い。最後に敵を全滅させる場合のみ散開すれば無駄がないはず。 戦闘前会話 対バジュラ…アルト、オズマ、ヒイロ、刹那、葵、竜馬、主人公 対インベーダー…アルト、オズマ 隣接シナリオ 第10話 フロンティア船団ルート『クロース・エンカウンター』 第12話 フロンティア船団ルート『ファースト・アタック』
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ミッション名 オン・ユア・マークス 詳細 ミッション概要：再び現れたビクターを殲滅せよ。 天候 時刻 制限時間 レベル 目標 EX.機体指定 - - 10 00 Lv3 敵を殲滅せよ RVF25 ルカ機 BGM 開始時 65 →味方増援（ミハエル・ルカ）登場と同時に50 友軍 VF-25S 増援 VF-25G、RVF－25 敵機 初期配置 増援 第一陣： 第二陣： 第三陣： 敵エース 攻略ポイント 特になし。バジュラのSPアタックに注意すればいい。 余談だが、今作でオズマが友軍でスーパーパックをつけてくるのはあとにも先にもこのミッションのみ。 ランク PT以上でS PT以上でSS 隠し ミッションテンプレート Ver.1.11
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オン・ユア・マークス 概要：再び現れたバジュラを殲滅せよ 天候 時刻 制限時間 レベル 目標 機体固定 - - 10 00 3 敵を殲滅せよ 攻略ポイント 普通にプレイすると簡単だが、特定の手順でプレイしないと高ランクが取れないＦ世代の鬼門ミッション。 ミハエル機を育てるにはもってこいだったりする。 【ランク】 高ランクのとり方は以下の通り １．バジュラＬを残してＳを全滅させる ２．Ｓの増援が数回来るのでＬを倒さないように落ち着いて倒す。 ３．増援がでなくなったらＬを倒す ４．3回繰り返すと終わる。格闘で全部倒せばＳＳも取れる。 ※最大敵出現数は バジュラ(S)60体 バジュラ(L)6体 隠し クリアランクA以上で ルカ・アンジェローニ が追加 ランク 48000PT以上でS 57000PT以上でSS 49130でS確認 -- 名無しさん (2008-11-09 14 05 17) VF-25ミハ機よりも、オズマ機のほうがやりやすいと思います -- 名無しさん (2008-11-09 14 13 16) 参考になりました。 -- 名無しさん (2008-11-13 13 59 22) A以上でルカ・アンジェローニが使えるように -- 名無しさん (2008-11-16 14 50 12) ↑書いてるじゃないですか -- 名無しさん (2008-12-03 19 08 46) アレですね、ﾊﾟｰﾄﾅｰは置いてくのがﾍﾞｽﾄですね -- 名無しさん (2009-01-10 23 56 47) 増援があるだと・・・A以上が取れなくて50回はクリアしたのにorz -- 名無しさん (2009-01-17 02 10 15) ↑よくよんでください。ｳﾞｧｼﾞｭﾗＬは倒さずに残して、Ｓだけたおしてれば増援でまたｳﾞｧｼﾞｭﾗＳでてきます。 -- 名無しさん (2009-01-17 09 02 26) ↑だから↑↑は増援があることを知らずにＴＩＭＥボーナスとかを稼いで頑張ってたってことだと思う -- 名無しさん (2009-02-18 01 50 54) ミシェル機やルカ機がバジュラのＬを倒しちゃいます。どうすればいいでしょう…・・・ -- 名無しさん (2009-02-22 10 41 14) ↑ミシェル機とルカ機デチューンしたら？ -- 名無しさん (2009-02-22 11 19 50) ためしてみます。ありがとうございます。 -- 名無しさん (2009-02-22 13 49 34) 全部倒してもＡしかでないorz -- か (2009-02-27 23 32 02) デチューンって？ -- 名無しさん (2009-02-28 17 07 55) 一片、セーブデータ消すこと。・・・カワイソウだから教えるよ。能力を下げること。 -- 黒猫 (2009-02-28 19 01 04) つまりミシェル機とルカ機の能力を全部下げればいいんだ。 -- 黒猫 (2009-02-28 23 35 51) チューンは自機と僚機にしか反映されないから意味ないよ？ -- 名無しさん (2009-03-01 00 52 35) いや、多分その他味方機にも反映されてる。子安との共同ミッション、俺が民間人を救出で子安がギギルやその他のザコをコテンパンにしちゃうから、VF-17をデチューンしたら子安がおとなしくなった・・・・ハズ -- 名無しさん (2009-03-01 03 11 07) デチューンはゆう軍機も反映するだろ、俺も子安の性能デチューンしたらおとなしいどころか死んだぞ。 -- 名無しさん (2009-05-09 09 13 05) 攻略法どうりにしてもVF-25(ミハエル機)やVF-25(アルト機)つまり、VF-27以外では、無理なんすけど…………… -- 名無しさん (2009-07-08 20 36 55) 初期状態ではＳクリアは出来ませんよ -- 名無しさん (2009-08-01 17 17 36) チューンは自機と僚機にしか反映されないから意味ないぜ、はんえいするって捏造馬鹿じゃねーの？ｗｗｗｗｗｗ -- 名無しさん (2009-08-11 09 07 23) ↑気がふれたんですねわかりまｓ -- 名無しさん (2009-08-15 22 23 56) 何十回やってもクリアーできない -- 名無しさん (2009-09-27 12 20 26) VF-25（アルト）を格闘向けに性能上げてひたすらボコッてSSゲット -- 名無しさん (2009-10-11 23 02 33) ほんとに感謝です＾＾ -- 名無しさん (2009-10-14 00 29 50) 今までSしか取れなかったけど、これで一発クリアできました！！（VF-27だけど） -- 名無しさん (2009-10-21 08 42 40) 格闘で、全部倒せば楽にSS取れるよ -- 空 (2010-06-30 20 09 02) Sランク取れた -- ナキ (2011-06-12 10 26 08) 格闘だけで倒すの面倒から、ずっとミサイルで倒して来たけど、ミサイルで倒してもSは取れるの？ -- VFー27ブレラ機 (2014-07-23 01 06 38) 名前 コメント
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『それはこっちのセリフだＺＥ！』 みんな大好き！僕らの英雄マークスさんの紹介だよ！ マークスさんはナハリ出身の超絶イケメンキャラさ！勿論みんな知ってるよね♪ 正義感が強く、困っている人達を放っておけないマークスさんは孤児院出身。それ故マークスさんは誰よりも戦争を憎み、 自分のような戦災孤児を出さない為に、戦いへと身を投じる事にしたのだった。かっこよすぎるぜマークスさん！！ しかしそんな世界の英雄に対して世界は非情であった…。 それは物語の序盤の事であった。まだまだ序盤の事であった。かなり序盤の事であった。 ネバーランド皇国軍の卑劣な罠に嵌り、全滅の危機に陥った仲間達を逃がす為、マークスさんは敵の大軍に単身特攻をかける！ というような展開は特に無かったぜ！ 皇国軍のマルダー要塞を陥落させた後、汎用武将っぽい兵士ザッハに止めを刺そうとするマークスさん。しかし、その圧倒的な実力の せいか敵に対して油断するマークスさん。そしてザッハにあっさり斬られて戦死してしまうマークスさん…。 敗残兵相手に非業の最期を遂げたマークスさんに、マークスさんの仲間達と、彼を主力にしていた数多くのプレイヤーが涙を流したかもしれない。 だがみんなの心の中にマークスさんは生き続けている！その内続編で復活するかもしれない！いや、それは無いか！！ 以下、真面目な話 最序盤にコルウィンと共に仲間になる割には一人だけ成長率が悪く、クラスチェンジが出来ない事から、 こいつ死ぬんじゃね？と思ったプレイヤーが多かったらしい。 親友コルウィンの言う「あいつの死は何だったんだ」と同じ事を思った人も多かったと思われる。 レベルは上がりやすかったので、レベルを上げてＰＰ要員にするといいかもしれない。 初登場作品 新紀幻想スペクトラルソウルズⅡ 必殺技 剣魔連斬 応援 関連人物 ナイヅ 親友 コルウィン 親友
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『それはこっちのセリフだＺＥ！』 みんな大好き！僕らの英雄マークスさんの紹介だよ！ マークスさんはナハリ出身の超絶イケメンキャラさ！勿論みんな知ってるよね♪ 正義感が強く、困っている人達を放っておけないマークスさんは孤児院出身。それ故マークスさんは誰よりも戦争を憎み、 自分のような戦災孤児を出さない為に、戦いへと身を投じる事にしたのだった。かっこよすぎるぜマークスさん！！ しかしそんな世界の英雄に対して世界は非情であった…。 それは物語の序盤の事であった。まだまだ序盤の事であった。かなり序盤の事であった。 ネバーランド皇国軍の卑劣な罠に嵌り、全滅の危機に陥った仲間達を逃がす為、マークスさんは敵の大軍に単身特攻をかける！ というような展開は特に無かったぜ！ 皇国軍のマルダー要塞を陥落させた後、汎用武将っぽい兵士ザッハに止めを刺そうとするマークスさん。しかし、その圧倒的な実力の せいか敵に対して油断するマークスさん。そしてザッハにあっさり斬られて戦死してしまうマークスさん…。 敗残兵相手に非業の最期を遂げたマークスさんに、マークスさんの仲間達と、彼を主力にしていた数多くのプレイヤーが涙を流したかもしれない。 だがみんなの心の中にマークスさんは生き続けている！その内続編で復活するかもしれない！いや、それは無いか！！ 以下、真面目な話 最序盤にコルウィンと共に仲間になる割には一人だけ成長率が悪く、クラスチェンジが出来ない事から、 こいつ死ぬんじゃね？と思ったプレイヤーが多かったらしい。 親友コルウィンの言う「あいつの死は何だったんだ」と同じ事を思った人も多かったと思われる。 レベルは上がりやすかったので、レベルを上げてＰＰ要員にするといいかもしれない。 初登場作品 新紀幻想スペクトラルソウルズⅡ 必殺技 剣魔連斬 応援 関連人物 ナイヅ 親友 コルウィン 親友
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楽曲情報難易度・ノーツ数 解禁条件 備考 コメント 楽曲情報 曲名 オン・ユア・マーク！ 属性 シャイン 歌 寿嶺二 作詞 上松範康（Elements Garden） 作曲 藤田淳平（Elements Garden） 編曲 母里治樹（Elements Garden） 難易度・ノーツ数 EASY NORMAL HARD PRO ★ 2 6 8 12 ノーツ数 139 227 345 581 解禁条件 備考 初出：World Travel Magazines -UK編- コメント
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シナリオ - 暗夜王国・マークス外伝 秘めたる覚悟 基本情報 ◆勝利条件：竜脈全起動後、敵全滅 発生時期：マークス結婚後 強制出撃キャラ：主人公、マークス 出撃数：11体 加入キャラ：ジークベルト(ソシアルナイト)…開始時に加入 入手アイテム：傷薬、マリッジプルフ(撃破時に入手) 竜脈：林を焼き、水地を平地に変えて、増援登場を防ぐ 敵部隊 外伝の敵レベルは、ストーリーの進行度により変化する(やや強め)。 兵種 所持品 ドロップ品 備考 パラディン 銀の槍 / スレンドスピア パラディン 銀の槍 グレートナイト 銀の槍 / 手槍 ジェネラル 銀の投撃槍 / 調合薬 ブレイブヒーロー 銀の投撃剣 / マリッジプルフ マリッジプルフ ダークナイト×2体 フィンブル ソーサラー ライナロック ストラテジスト リライブ / フリーズ 兵法者×2体 鋼の刀 / 鋼の薙刀 兵法者×4体 鉄の刀 槍聖 銀の薙刀 聖天馬武者×2体 鋼の薙刀 金鵄武者 銀の和弓 / 銀の薙刀 / 傷薬 傷薬 弓聖×2体 銀の和弓 絡繰師 銀の手裏剣 / 銀の和弓 ↓絡繰師と防陣 絡繰師 銀の手裏剣 ↑絡繰師と防陣 陰陽師 虎神・寅 陰陽師 兎神・卯 増援▼ 槍聖、陰陽師、弓聖、ソーサラー、グレートナイト、ジェネラル、上忍 竜脈からそれぞれ1体ずつ出現する(竜脈がある限り永続)。 備考 7箇所にある竜脈を全て発動した上で敵を全滅させると勝利。 パッと見ると6箇所しか見当たらないが、ブレイブヒーローの足元にも配置されている。 発動していない竜脈からは敵が湧き続けるので、どちらにしろ竜脈は1つでも早めに発動してしまう方が楽。 左上の空に飛行ユニットが配置されているので、奇襲されないよう注意して立ち回ろう。
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（投稿者：ニーベル） － 「マークス助祭……よろしいでしょうか？」 「なんだ。アリッサ」 開けた草原で、自分の部下達である兵士達が並んでいる。その数は五百というところか。 対するは、教会の所有する部隊。数は多く上回る一千。しかしマークスは、心配など微塵もしていなかった。 自分とともに、長年戦場を渡り歩いた兵士達である。このような戦闘は幾度となく行なってきていた。 本来なら自分が指揮に当たるところだが、今回は、副官にあげたティウルケの力を試す良い機会として、ティウルケに全権を預けている。 「兵を、虐めておられるのですか」 「それは、お前の視点からだな」 駆け続けさせたあとに、そのまま伝令をやり、遭遇戦を前提とした実戦演習をやると伝えている。 かなりの長距離を走らされた後だが、マークスの中では当たり前のことだと考えているし、兵士達からしてもこれは当たり前のことなのだ。 Ｇとの戦闘を何度も経験してるとはいえ、アリッサがその辺りに疎いのは仕方がない事だろう。 十年以上も戦い続け、生き残ってきた兵士達からすれば経験の差は明らかなのだから。 「アリッサ殿。我々からすれば、これは当たり前の調練なのです」 隣に目をやると、ティウルケと同じ副官であるカリッツァが傍へと来ていることに気がつく。 余計なことを言うなとは思ったが、止めはしなかった。 「実戦よりも厳しい調練を行なうことで、実戦を生き残れるのですよ。無論調練で死人は出ますが、実戦で出る死人はぐっと減ります」 「しかし調練で死なせては！」 「調練で死ぬ兵は、実戦でも生き残れない。そう定めることから始まりますから」 アリッサの言葉を遮り、カリッツァが言葉に幾らか刃を乗せて言い放つ。 戦場で長く生き抜いてきたという誇り、兵士達を育て上げてきたという誇りがカリッツァにはあるということをマークスは良く知っている。 アリッサの言葉を真っ向から否定しているのは、その誇りもあるのだろう。 「二人とも、静かにしろ。始まるぞ」 視線を、戦陣へと戻す。 教会側は数を恃んでいるのだろう。方陣を組みつつ前進してくる。 倍する兵力が方陣を固めたら、少数で打ち砕くのは相当困難である。無論それを打ち砕く為の調練は、兵士達は積んできている。 それが活かされるかどうかは、ティウルケの力量次第だ。 「見せてもらうとするか」 素早く動き始めたティウルケの軍勢に、一種の満足感をマークスは覚えた。 兵達に酒が振る舞われ始めていた。 これから二日間の休息に入るのだ。それぐらいはしてやってもいいとマークスは考えていた。 届けられた肉を串に刺し、酒を飲みながら焼いて愉しんでいる兵士達の姿を見ると、やはり人なのだということも実感できた。 生き残るための苦しみに耐え、傷つきながらも調練に従事し、身体を鍛えていく。 それだけをただしていればいいというわけではない。時には、身体を休めるための休憩も必要なのだ。 そうすることで兵士達は、肉体の調子を取り戻し、怪我人や病人もぐっと少なくなる。 結果として、そちらの方が精兵を養うのには適している。マークスが若い頃、上官から教えてもらったことだった。 それが間違っていないということは、教えられ、長くそのことを続けてきた自分が良く知っている。 「楽しそうですな。兵共は」 ふと、視線を横に向けるとカリッツァが傍に立っていた。 「確かにな。日々の疲れが溜まっているはずなのに元気なものだ」 「元気すぎて、ハメを外さぬ者が出なければ良いですが。特に調練中は女とはご無沙汰でしょうからな」 「私の兵はどこかの外人部隊とは違うぞ。カリッツァ」 「でしょうな。さて、ここは冷えますし若い奴らが緊張してしまいます。幕舎へと入りましょう」 カリッツァが先導するように、幕舎へと入る。幕舎は既に準備されていたのか、入ったときから少し暑いと感じるくらいに、暖められていた。 空いていた席へと座り、カリッツァが隣に座る。卓を挟むようにして、ティウルケとアリッサが座っていた。 童元は、既に自分の後ろへと立っている。それとなくだがいつでも身体を前に出せ、マークスの盾になれる位置にだ。 ティウルケは緊張しているのか、動作がどこか硬い。 「もっと気を楽にしろティウルケ。お前は処罰されるわけではないのだぞ」 「いえ、平気です」 強張った表情のままで、ティウルケが頭を下げる。 笑いかけ、マークスは食事を取るように促した。ティウルケが恐る恐る口にし始め、それを切っ掛けに皆が食べ始める。 「見事な判断だったな。まさか少ない部隊をさらに分け、機動力で攪乱し続けるとは」 「私には、それしか浮かびませんでした。突撃をしかけたあとは無我夢中で」 「それでいい」 若いうちはそれで良かった。決断をするときにためらわない事。それが重要なのだ。 ティウルケはそれを見事にやってのけた。ここからは自分が教え、実戦で培っていくことになるだろう。 「ところで隊長、よろしいですかな」 「どうした。 カリッツァ」 「何故アリッサ殿がここへ」 気になっていたのだろう。アリッサの方へと視線をカリッツァが移す。 アリッサは空気に馴染めていないのか、少し恥ずかしそうに頭を下げてきただけだ。 「私が呼んだ。アリッサが自分たちと共に戦う仲間がどのような調練をしているのか気になったらしくてな」 「ほう」 カリッツァが感心したとでもいうように、声を上げる。 「それは、素晴しい。いや本当ですよ。まさか聖女様に見てもらえるなんて」 「ティウルケ」 カリッツァが口を慎めという風に、軽くティウルケの足でも蹴ったのだろう。 ティウルケの口が目の前に出された上等な肉に食らいつくように閉じて、震えている。 こんな風に少し抜けているようなところがあるが、それがまた、ティウルケが人を惹きつける魅力であることをマークスは知っている。カリッツァもだろう。 「さてと、お前達。食事も済んだだろう。兵士達に顔を見せにでもいってやれ」 「はい。しかし、隊長は」 「私はアリッサと話がある。アリッサからだが、他人に聞かれたくないらしいのでな」 アリッサが首を縦に振り、その通りだと肯定する。 ティウルケとカリッツァは互いに顔を見合わせ、少しにやけながら出て行った。 童元に後で少し、頼むことが出来たようだ。マークスは二人を見ながら、そう考えた。 幕舎の中はマークスとアリッサ、そして童元の三人のみとなった。元より童元はいないようなものであるので、実質は二人だけかもしれない。 マークスが水を飲みながら、アリッサが喋るのをじっと待っていた。 アリッサは、マークスをちらちらと見つつ、ようやく口を開いた。 「マークス助祭。その、姉。テレサ姉様とはどういう関係なんですか」 マークスが、コップを置いて、動きを止めた。 「いえ、その……以前の、アガト助祭が作戦取ったときも、テレサ姉様の冗談を軽く受け止めてましたし」 「それがどうした」 「……マークス助祭。普通なら言葉もろくに返さずに、無視しますよね。それなのにテレサ姉様にはしっかりと返答して、どこか微笑んでるようにみえました」 「場が場だったからな。あそこで下手に事を荒立てて士気を下げるわけにはいくまい」 卓に肘をつき、暇そうにマークスはアリッサを見る。決して彼が怒ってはいないということは、親しい者から見れば分かる。 童元は相変わらず、動いていない。 「それが答えだ」 それで話は打ち切りにしようというのか、マークスが席を立とうとする。 「待ってください。まだあるんですよ」 「何がだ」 アリッサが少し躊躇いを見せたが、そこから強引に扉をぶち破るように、口を開いた。 「テレサ姉様。マークス助祭の自宅に行ってますよね。夜遅くに」 童元の目が少し細くなる。 「私は見てました。あんな遅い時間にテレサ姉様一人だけで出掛けるなんて普通じゃありません」 アリッサの視線はマークスをまっすぐと見つめている。マークスはそのアリッサの視線を受け止めている。 「だから――」 「――何かいかがわしい事でも、か」 アリッサが出そうとした言葉を、マークスがさらに言葉で潰した。 マークスが軽く溜息を吐き、言葉を続ける。 「私はテレサに教えて欲しいと言われたことを教えてやっただけだ。それ以外に他意はない」 「じゃあなんであんな時間に」 「誰にもばれたくなかったからだそうだ。大体、テレサが私に教えてもらいたいこととはなんだと思っているんだ」 「それは、その」 考えるような仕草の後、顔を真っ赤にし俯くアリッサを見て、マークスは溜息を再度吐く。 そして、続けさせてもらうが、と前置きしさらに口を動かす。 「料理だ。この私にだぞ。信じられるか？」 料理。その言葉を聞いて思わずアリッサは、料理ですか、と聞き直してしまう。 マークスはそれに、そうだと頷く。 「散々姉と妹に世話になっているから、たまには恩返しでもしたいそうだ。最初は酷かったが、今ではそれなりの物を作る」 「そう、だったんですか」 「……これでいいだろう。誰にも言うなよ。私が教えていると知られると恥をかく」 はい、とアリッサが微笑む。それを見てマークスは軽く舌打ちし、手で出て行けと教える。 アリッサがクスリとしながら出て行くのが、見なくとも分かった。 アリッサも出て行くと、残るはマークスと童元のみ。 「……童元」 「はい」 マークスの問いに、童元は答える。 「今度からテレサにもう少し来る時間を考えろと言え。いろいろと面倒だ」 「いろいろと、ですな。我が主も、誤魔化しが大変でございますから」 彫像だった男の口から、笑みが零れる。マークスが微かに睨みつけるが、彫像は動じない。 この男には、自分の心が読み取られている。 そのことを思い出して、マークスは三度目となる溜息を吐いて、再び椅子に座った。 関連
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ダル＝マークス えりごる ■データパック(※データを使用する場合はこちらからDLしてください) 概略 氏名：ダル＝マークス 性別：男性 生年：不詳 主な乗機：四ツ葉工業製機動兵器大魁(ダル機) 備考： 「銀河暗殺拳(ギャラクシナンジュ)」の一派である 「マドマ流」の使い手であるヒューマノイドの傭兵。 傭兵として銀河中を戦ってまわり自らの腕を磨くことを至上目的としている 生粋の戦士であり、それ以外に対しての関心は薄い。 白兵戦・機動兵器戦共にかなりの実力を誇っていたものの 2400年、惑星ナウシンにてクルガ流の使い手フェイ＝シャオリンと対峙、 戦いの果てに倒された。 経歴 西暦2400年 惑星ナウシン 当惑星ギャングに雇われるもフェイ＝シャオリンに倒される 銀河暗殺拳-Galaxsinanju- データ パイロット・ユニット ダル＝マークス ダル, 男性, 機動兵器 モジュール 生身, AAAA, 165 特殊能力 銀河暗殺拳=非表示, 1 切り払いLv1, 1, Lv2, 8, Lv3, 17 Ｓ防御Lv1, 1, Lv2, 15, Lv3, 26, Lv4, 39 144, 143, 140, 140, 172, 160, 強気 ＳＰ, 50, 突撃, 1, 必中, 5, 根性, 8, 気合, 16, 熱血, 27, 鉄壁, 34 FREE_73R.bmp, -.mid ダル＝マークス ダル＝マークス, (生身), 1, 2 陸, 3, M, 3000, 180 特殊能力 阻止Lv5=銀河暗殺拳 全 切り払い 5 3000, 90, 900, 75 CABA, FREE_73U.bmp チャクラム, 700, 1, 3, -5, -, 5, -, AAAA, +0, 実連L2 銀河暗殺拳・マドマ流,1100, 1, 2, +5, -, -, -, AAAA, +10, 武Ｐ スピニングデスサイズ,1500, 1, 3, +15, -, 25, 115, AAAA, +0, 複実ＡL1 アイコン指定 熾天セラフ様 URL：黒帝館(http //www.serafu.com/index.shtml) FREE_73R.bmp メッセージデータ ダル＝マークス 回避, 武術にして芸術……それが我が銀河暗殺拳よ 回避, 戯言だな 回避, 貴様が何者とて、負けん 回避, ムダな時間を使った…… 回避, 本気を出せ、その上で我が暗殺拳は勝つ ダメージ小, つくづく肩すかしだな ダメージ小, フンッ、その程度でこのダル＝マークスに.出会ったこと、不運と思え ダメージ小, 違う……こんなザコなど俺は求めてはいない…… ダメージ中, こいつ……なめたマネを！ ダメージ中, 貴様はこの俺があの世に送ってやろう ダメージ中, いいぞ、おもしろくなってきたではないか ダメージ中, ええい、こざかしい！ ダメージ大，追い詰めらている！.マドマ流伝承者であるこの俺が！ ダメージ大，ぐおおお！？ ダメージ大，認めんっ！ 銀河暗殺拳がこのような…！！ 破壊, ぐおぉおおおおお！？ ば、馬鹿な！！ 破壊, 銀河暗殺拳の技が通用しないというのか… 破壊(対銀河暗殺拳), 銀河暗殺拳の掟に消えるというのか！？ 射程外, くっ、忌々しい！ 射程外, なにぃ…！ 攻撃, その眼、防いで見せようとでも？ 攻撃, フンッ、その程度でこのダル＝マークスに.出会ったこと、不運と思え 攻撃, あの世で悔やむんだな 格闘, この俺の技を受けてみるがいい！！ 格闘, ヌゥンッ！！ 格闘, シィィ―――ィェアッ！！ 格闘, ジャッッ！！ 格闘, デェァラララララッッ！！ 格闘(銀河暗殺拳・マドマ流), さぁ、冥土の土産にその身に刻むがいい;このダル＝マークスの銀河暗殺拳をなッ！！ スピニングデスサイズ(命中), 銀河暗殺拳、奥義が一つ！.スピニングゥ！！ デスサイズッッ！！！ スピニングデスサイズ(ＧＲＡＤリッパー)(命中), 銀河暗殺拳、奥義が一つ！.スピニングゥ！！ デスサイズッッ！！！
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マークスの山 マークスの山（上） (講談社文庫) マークスの山（下） (講談社文庫) [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) 題名：マークスの山 作者：高村薫 発行：早川書房 1993.3.31 初版 価格：\1800(本体\1748) 読後も衝撃が強く長引き過ぎて、なかなか感想を書く気になれなかった。そのくらいパワーとインパクトを秘めた作品だと素直に捉えていただいて構いません。 高村薫が『黄金を抱いて翔べ』『神の火』で襲撃シリーズに終止符を打って以来、どうやら新しい世界にチャレンジし続けているらしい姿勢はこの作品によって明らかに証明されたと思う。確かに『わが手に拳銃を』『リヴィエラを撃て』そして本書へと、ここのところ一作一作がらりと異なる世界、異なるスケールで描いて見せている。それでいて描写の巧さとか作風とかは、どの作品においても一定レベルを軽く陵駕し、驚くほどの安定感を見せている。すごい作家である。 作者も語っている通り、彼女の筆がなぞるものはストーリーではなく、キャラクター造形に尽きていると思う。どの作品も編み上げられたプロットを感じさせるのだけど、ストーリー展開よりキャラクター造形にプロットのすべてを傾注しているからこそ、このような重厚な作品が連続して書けるのだと、ぼくは確信を持って思っている。 まあ、そういう意味ではこれまでの高村ワールドの延長と言えば延長なのだ。だけど前作リヴィエラに続き、マークスという、これまたずば抜けて特異なキャラクターが、今回も誕生したのである。この本はこのマークスの特異さ、その犯罪がもたらした都会の一大惨劇をこれまでにはないドキュメンタルなタッチで綴った大型エンターテインメントである。 こんなに恐怖を感じさせる連続殺人事件というのは、ぼくの知る限り、あんまりないように思う。どんなミステリーにも殺人というのはけっこう頻発しているし、ぼくら読者はそれを何ということもなく、いや、むしろ殺人があって当たり前、程度に読み飛ばしてしまうものなのだが、この本の殺人はどれ一つとっても、なんだかとても怖い。人間の情念を描くという意味では、作中に登場するドストエフスキー世界への傾斜が、高村薫の場合にはあるのだと思う。そういう恐さが確かにあるから、その延長線上にある緊張感が、作品を最初から最後までゆるめることなく張り詰めさせているような気がする。 合田と加納という捜査側の二人が、かつて《山を登ろう》《ドストエフスキーを読もう》という二点だけで青春を生きていた、などという描写には、ぼくは何だか不思議な符号でも見たかのような気持ちにさせられてしまった。このフォーラムに馴染みのある人なら、ぼくが山気違い、かつドストエフスキー気違いであったことは周知のことだろうと思う。 1976年の事件の舞台である白峰三山（北岳・間(ｱｲ)ノ岳・西農鳥岳）も、そこから派生する沢（大門沢、大樺沢）も尾根（池山吊尾根）もよく知っているし、中に出て来る発電所に至るまでが、過去ぼくが現実に脚を踏み入れていた地域である。当然、マークス誕生の地とも言うべき鳳凰三山側（夜叉神峠）も、物語中に出て来る槍ヶ岳北鎌尾根も何もかもが自分にとっては思い出深い地である。それもただの 思い出じゃなく、なけなしでとびきりの思い出の場所だ。 被害者側も捜査側も山登りという過去を引きずる人間たちであることが、どう見ても特異な小説である。すべてを山という、不可思議で俗世離れした概念に結びつけてしまう作者の意図は、ぼくとしてはわからないでもない。山というのは俗世から思う時、とんでもなく距離のある世界になっている。瞼の裏にだけ存在する異世界なのである。思い出はどこにも繋がらず、切り離されたものになりやすいとも思う。そうした異色の追憶を共有する山仲間というのが、通常の人間関係に較べれば、かなり異質な集団であるとしても、そこに全く不自然さはないのだ。 そんな山の感覚を作者がよくわかっていて書いていることも含めて、ぼくには、この本が高村薫の最高傑作だと断言できる。ちなみに小説中の登山ルートのほとんどが一般登山ルートではなく、かなり山にのめりこまないと辿ることのない道なきバリエーション・ルートであることがぼくの興味を引いた。これらはぼくの辿った道でもある。高村薫は、登山もきっと半端じゃなかったのだろう。 なお主人公合田刑事等はシリーズ化されて『小説現代』に 4 月号から連作で登場とのこと。何だか、たまらなく待ち遠しいぼくである。 (1993.04.20)